http://www.totec.jp/
2016年6月2日
[ 本リリースは3社から重複して配信される場合がございますので、予めご了承下さい ]
アラクサラネットワークス株式会社
株式会社FFRI
トーテックアメニティ株式会社
トーテックアメニティ株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 坂井幸治 以下トーテック)と、株式会社FFRI(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 鵜飼裕司 以下FFRI)と、アラクサラネットワークス株式会社(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長 南川育穂 以下アラクサラ)は、フォレンジック調査技術(*1)とマルウェア検知・分析技術により、マルウェアの通信先を特定し、問題のある通信フローを自動的に遮断する、サイバー攻撃自動防御ソリューションを共同で製品化します。
標的型攻撃を始めとするサイバー攻撃は、近年ますます巧妙化しており、従来からのパターンマッチング型のエンドポイント型アンチウイルスソフトだけでは対抗することが困難になりつつあります。
そこで昨今のサイバー攻撃対策の考え方としては、まずはエンドポイント型の標的型攻撃専用対策製品等で防御し、その上で通信の監視及びフォレンジックを行うゲートウェイ型ソリューションを導入することで万一の場合に迅速な対応が可能となります。
このために、3社の持つ製品を以下のように連携することで、エージェントレス(*2)で、サイバー攻撃を自動的に防ぐ、ゲートウェイ型ソリューションを実現します。
(*1)フォレンジック調査 フォレンジックス(forensics)とは、もともと「科学捜査」という意味。
IT分野におけるフォレンジックスとは、デジタルデータを収集・保存する各種技術や手法・製品などを総称する用語であり、
証拠として利用するためにコンピュータ内やネットワーク上のデジタルデータを収集・分析・保存することを目的としている。
特に目的をネットワーク上に限定したものを、「ネットワークフォレンジックス」と呼ぶ。
(*2)エージェントレス 端末側への専用のソフトウェア等の導入が必要ないこと。
【 サイバー攻撃防御ソリューションの説明図 】
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(*)C&Cサーバ(Command & Control Server)
…侵入したマルウェアと接続し、攻撃者からのコマンド等のやりとりを行うためのサーバ
(1)・(2)監視対象トラヒックをリアルタイムでフォレンジック調査を行うことで、通信に含まれるファイルを抽出する
(トーテックのNetRAPTORで実現)
(3)抽出されたファイルをパターンマッチングに依存しない先読み技術で分析し、既知・未知のマルウェアを検知、
さらにマルウェアの通信先を特定する(FFRIのFFR yarai analyzerで実現)
(4)・(5)マルウェアが検出された場合には、問題のある通信フロー(例えばマルウェアから外部サーバへの通信)を遮断し、
マルウェアの侵入や活動を抑止する(アラクサラのAXシリーズスイッチで実現)
さらに、アラクサラのAXシリーズスイッチのポリシーベースミラーリング機能(*3)を使用することで、大量のデータトラヒックの中から、優先的に監視対象とするトラヒックのみを選択的に抽出して監視することが可能になります。これにより、NetRAPTORやFFR yarai analyzerの処理能力を抑え、投資効率を高めることができます。
また、クラウド事業者のデータセンターなどのように、複数のテナントで大量のトラヒックを扱う場合にも、監視の必要なテナントのみにトラヒックを絞って、効率的にリアルタイム監視することが可能となります。
本連携ソリューションは、2016年中に提供開始する予定です。
(*3)ポリシーベースミラーリング ルータ・スイッチを通過するパケットのうち、あらかじめ指定された選択条件が一致するパケットを
コピーして、本来の転送先とは別のポートに出力する機能。
選択条件には、ユーザを識別するアドレス情報、アプリケーションを識別するTCP/UDPポート番号等を組み合わせて指定する。
3社では、本連携ソリューションを通じて、社会インフラとしてのネットワークの安全性向上に努めてまいります。
なお、2016年6月8日から10日に幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2016のアラクサラブースにおいて、本連携ソリューションのデモを行います。(⇒「Interop Tokyo 2016」公式サイトに移動します。)
また、2016年7月15日に開催されるトーテック主催の「第5回 サイバーセキュリティセミナー」において、本連携ソリューションの各社プレゼンテーションを行います。(⇒当サイトのセミナー詳細に移動します。)
各社の製品の単体での特長は以下のとおりです。
トーテックアメニティ株式会社は「Let's New Value!」をコーポレートビジョンとして、お客様の新たなる価値創造のための情報化戦略・技術戦略・人財戦略を実現する、IT・エンジニアリングパートナー企業です。
国内のサイバーセキュリティ関連組織との技術連携を通して、純国産のサイバーセキュリティ対策製品を自社で企画、開発、販売しています。
本連携のように、自社開発の強みを活かした他製品連携にも取り組み、新しいセキュリティソリューションの提供を積極的に行ってまいります。
当社は2007年、日本において世界トップレベルのセキュリティリサーチチームを作り、IT社会に貢献すべく設立されました。現在では日々進化しているサイバー攻撃技術を独自の視点で分析し、日本国内で対策技術の研究開発に取り組んでいます。研究内容は国際的なセキュリティカンファレンスで継続的に発表し、海外でも高い評価を受けておりますが、これらの研究から得られた知見やノウハウを製品やサービスとしてお客様にご提供しています。主力製品となる、「FFR yarai」はミック経済研究所調べ(※)によるエンドポイント型標的型攻撃対策分野における出荷金額においてNo.1を獲得しております。
※出典:ミック経済研究所「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望2015【外部攻撃防御型ソリューション編】」
会社名 | 株式会社FFRI |
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設立日 | 2007年7月3日 |
代表者 | 代表取締役社長 鵜飼裕司 |
資本金 | 279,477,700円(2016年4月30日現在) |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1丁目18番18号 東急不動産恵比寿ビル4階 |
従業員数 | 62名(2016年3月31日現在) |
URL | http://www.ffri.jp/ ※株式会社FFRI様サイトに移動します。 |
アラクサラネットワークス株式会社は、「快適で安心して使えるネットワークを世界の人々に提供し、豊かな情報通信社会の実現に貢献」を企業理念としています。情報ライフラインを支える概念としてギャランティード・ネットワークを提唱し、ネットワーク構築に必要な基幹系ルータおよびスイッチの開発から設計、製造、販売、保守のサービスを提供しています。
会社名 | アラクサラネットワークス株式会社 |
---|---|
設立日 | 2004年10月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 南川育穂 |
資本金 | 55億円 |
所在地 | 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目1番2号 新川崎三井ビル西棟 |
従業員数 | 約220名(2016年3月末現在) |
URL | http://www.alaxala.com/ ※アラクサラネットワークス株式会社様サイトに移動します。 |
NetRAPTOR は、トーテックアメニティ株式会社の登録商標です。
「FFRI」、「FFR yarai」は株式会社FFRIの登録商標、「FFR yarai analyzer」は株式会社FFRIの商標です。
その他本文に記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
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