医療事務システム｜事例から探す｜製品・サービス情報

導入事例無床診療所様～中堅病院様向け医療事務システム公共医療システム事業部

現場の運用ニーズに迅速かつ的確にアプローチ
汎用性・発展性のあるシステム構築で信頼を獲得

蓄積データを活かしつつ、リプレースしたい

お客様: 一般病床と療養病床をもつ企業病院。企業の社員だけでなく地域住民の利用も多く、地域に根ざした診療を行っている。病床数は50床超。

HOPE: HOPEは富士通株式会社のヘルスケアパッケージ製品のブランドです。

業務課題: 業務の運用効率を向上させたい; 蓄積されたデータを活用したい

導入効果: 新たな運用プラン適用により、窓口業務から保険請求の確認までスピーディに対応; オープン系プラットフォームと、
拡張性の高いシステムを構築

担当者が語る『課題解決の要因』

企業の健康保険組合が運営する病院様に対し、他社システムからのリプレースを行いました。
企業の病院という性質からか、ヒアリング時から業務改善・運用効率の向上については高い意識を持たれていました。また、システムに蓄積されたデータを利活用したいという希望を強くお持ちでした。

新たなシステムの導入にあたり、ヒアリングや事前調査を入念に行った結果、以前のシステムは汎用性・発展性に乏しいものであったことが判明しました。そこで当社が提案したのは、医療分野において絶対的な信頼・実績を誇る医事システムでした。システム導入と運用方法を変更することで抱えていた課題の多くを解決できると判断し、システムパフォーマンスを最大限に発揮するためのプランを提案_（※1）いたしました。

一般にパッケージ商談は単なる適用とみなされがちですが、可変性がないからこそ現場の運用ニーズへ対応するためのさまざまな努力_（※2）をしました。パッケージへの信頼だけでなく、営業力、技術力、サポート力を含めて当社が信頼に足るパートナーとなる期待を寄せていただくことができ、これがシステム導入の成功につながった一番の要因だと捉えています。

現在は、医事システムだけにとどまらず、看護師のスケジュール管理や勤務表の作成や財務会計といった事務系システムの構築も手がけています。また、当社が携わっていない部分のシステムにおいても、使用するハードウェアやサーバ、パソコン、プリンターなどの機器選定を任されています。

今後は、当社が病院様のパートナーとして相応しいと更に評価され、電子カルテシステムやフルオーダリングシステムの導入検討もいただけるよう提案活動を行っていけたらと思います。

（SE 波多野）システムを最大活用し、運用効率を向上_（※1）データベースには日々の業務データが蓄積されていきます。当社ではそれを院内の他システムと共有することで運用面での改善が可能だと判断しました。パッケージの医事システムについては標準装備のものを使用しながらも、オリジナル帳票の作成や統計データ類、入力作業をはじめとする他システムとの連携部分を病院様向けにカスタマイズするなど、オープン系プラットフォームの特長をいかした拡張性の高いシステムの採用提案を行いました。入念なヒアリングを含めた積極的なアプローチ_（※2）こちらの病院様は一般の病院と異なり、企業色の強い運営管理が行われています。ですから事前の現地調査はもちろん、情報収集のためのヒアリングも重視しました。SEも数多く足を運び、窓口業務だけでな経理業務などのご要望も伺いました。その上で、訪問のたびに病院様が望む資料や提案を用意するなど、積極的な営業姿勢も評価の対象になったのではないかと思っています。

これから導入を検討される病院様へ

医療事務システムそのものは古くから使用されているため、どのメーカーでも機能的にはほぼ充足しています。その中で当社ができるのは、精度の確かさをはじめ「あと一歩」という病院様の思いに応えることであり、病院様の声を真摯にお伺いした上で最適な方法を提案することです。
ですから、病院様にとってメリットが少ないと判断すれば導入をお勧めしないことも当然あります。目先にある業務の問題点だけではなく、他業務との連携や将来を見据えた総合的な提案をいたします。

※案件の仕様などは、すべて記事作成当時の内容です。