事例紹介

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  • 医療ソリューション 導入事例

    診療費の会計業務を自動化・効率化

    患者様の会計待ちストレスの軽減とウィズコロナ・アフターコロナを見据えて

    Client
    医療法人 湘山会 眼科三宅病院 様

お客様の声

  • お話を伺った方

    医療法人 湘山会 眼科三宅病院
    マーク https://www.miyake-eye.or.jp/

  • 人物

    医学博士
    三宅 理事長

  • 人物

    医事部
    水野 部長

(ご担当者情報は取材当時のものです)

名古屋市の大曽根駅近くの「眼科三宅病院」は、すべての眼科疾患をカバーする眼科専門病院として70年以上の歴史を誇り、年間の手術件数は1万件以上にのぼります。 今回、トーテックアメニティは診療費支払機と会計表示システムの導入をご提案し、会計待ち混雑の解消をお手伝いしました。
この度、三宅理事長と水野医事部長に本ソリューション導入にいたる経緯や導入効果をお伺いしました。

三宅病院様と当社との長年のお付き合いについて

トーテックアメニティとは、かれこれ30年以上のお付き合いになりますね。
前理事長が非常に先進的な考えをお持ちで「これからは英語とコンピュータが必須」と、1980年代後半にはトーテックアメニティに汎用コンピュータを導入いただいていました。
その後、レセコン(レセプトコンピュータ)やファイリングシステムの導入、2015年の当院の一大事業だった新築移設時も、電子カルテシステムの刷新時期と重なったことからネットワーク構築のご相談、その後の医事システムや電子カルテの継続的な更新をお願いしています。

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診療費支払機と会計表示システム導入のきっかけ

日頃から、トーテックアメニティの営業さんから良い仕組みやシステムをご提案いただいているんです。
すべての眼科疾患を取り扱っている当院では、毎日、非常にたくさんの患者様がお見えになります。そのため、いかにその混雑を緩和するか、いかに患者様の待ち時間を減らすかは大きな課題となっていて、トーテックアメニティさんもその事は認識されていたんです。
とりわけ会計時の待ち時間ですね。支払機導入前は会計を1台のPOSレジでこなしていたこともあり、 患者様には、まず診察開始までお待ちいただいて、診察後は会計でもお待ちいただいていました。「いつになったら終わるのか」とクレームをいただくことも少なくなかったんですよ。 会計業務を担当する職員たちは、混雑していても診療費やお釣りを間違えるわけにはいきませんからプレッシャーを感じていたと思います。
そんな時に、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が出され、混雑はもちろんですが、対面応対や現金授受による感染リスクを懸念するようになりました。
患者様と職員たちの感染への不安解消、そして元々もっていた課題である混雑解消の一手として「すぐにでも対応しよう」と、以前ご提案いただいていた診療費支払機と会計表示システムの導入を決めました。

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2台の診療費支払機と会計表示システムを採用

これまでの実績から、トーテックアメニティが良い製品を提案してくれていることは理解していましたから、ハード面での不安がない分、職員は運用面のみに注力できた様です。
例えば、診療費支払機を置くスペースを確保するために待合室フロアを改装することになったんですが、医事課の職員たちが患者様の動線をどう設計したらスムーズに運用できるか、非常に積極的に意見を出し合いました。
ちなみに、この時もトーテックアメニティの営業さん達も一緒になって考え、意見を出してくれたんですよ。 設置後、職員向けの説明会や稼働シミュレーションを綿密に実施、稼働後もしばらくはトーテックアメニティさんとメーカーさんに立ち会っていただきましたから、大きなトラブルもなかったですね。

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導入後の患者様や職員さんの評判について

患者様の多い時間帯は支払機の順番待ちの列ができることもありますが、驚いたのは会計待ちのクレームが全くなくなったことですね。
診察が終わった患者様に職員がQRコード付きの会計番号表を発行、その番号表を患者様にお渡しします。職員の会計準備が完了後、会計表示システムにて会計完了の患者様の番号を投影します。患者様は自分の持つ番号表が表示された後、支払機に会計番号表のQRコードを読み込ませ、金額を確認、支払うことで完了です。支払機の操作自体は、画面の案内通りに行えば良く非常に簡単です。
導入後、来院される患者様がおおよそ一巡するタイミングまで、医事課の職員が支払機のそばにいて患者様に操作案内をしていましたが、今では患者の皆様もすっかり慣れたご様子で、スムーズにご利用いただいています。
支払機は受付からよく見えるところに設置しましたから、患者様に困っているご様子があれば職員がかけつけますし、眼科ですので支払画面を視認出来ない患者様用として残したPOSレジでもすぐにフォローできるようになっています。

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会計業務の変化について

現在の会計業務は電子カルテと連携しているので、効率が良すぎるのかもしれませんね。 多岐にわたる検査や診察が終わるとどんどん会計処理のオーダーが溜まりますから、会計担当の職員は大変です。
今回の診療費支払機導入で、患者様自ら支払いを行っていただけるということで、少なくとも2台分の会計業務は効率化され、現金授受時のミスもなくなりました。
そして、導入のきっかけだった対面応対や現金授受にともなう感染リスクへの不安軽減にもつながりました。

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トーテックアメニティへの期待について

今回は会計処理という医療業務の出口部分を、診療費支払機と会計表示システムで効率化しました。
「混雑」「待ち時間の削減」という課題への解決に向けて、次は入口部分ですね。 例えば予約受付や診察前の問診・相談といったことをオンラインでできる仕組みのご提案を期待しています。
一般的に医師や病院職員は、自分の専門分野については非常に能力が高いのですが、例えば病院全体や一連の業務を見渡して「ここを改善しましょう」といったことは不得手な傾向があります。
トーテックアメニティさんには、病院全体を俯瞰したところからアドバイスをしていただいて、ITを活用したサービス向上の仕組みを提案して欲しいと思います。 そうすれば、より私たちは患者様へ寄り添い、自らの専門分野に注力することができますからね。

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担当者より

この度は診療費支払機と会計表示システムを導入いただき、誠にありがとうございました。
会計業務の仕組みが変わることで、患者様の動線や運用をどうするかといった不安もお持ちだったと思います。 現場に通いながら職員様の患者様に寄り添った熱心さを目の当たりにし、皆さんから弊社や製品に対して積極的な質問、運用のアイデアをいただいたことで、今回の導入はスムーズに実施できたと考えています。
30年来の当社実績と当社へのご信頼を大切にしながら、どんな些細なことでも相談していただける存在であり続けたいと思います。

トーテックアメニティ株式会社
公共医療システム事業部 医療中部営業部 営業部 営業担当

お客様情報

  • 医療法人 湘山会 眼科三宅病院 様
    住所 愛知県名古屋市北区大曽根三丁目14番20号
    概要 すべての眼科疾患をカバーする眼科専門病院
    年間手術件数10,000件以上(白内障5,000眼)
    近隣の200近い診療機関と連携
    中京地区の大学病院等と協力した二次・三次救急医療
    角膜移植に関係するアイバンク事業 など
    設立 昭和28年/昭和52年現名称に改組
    従業員 130名(常勤医師15名、非常勤医師5名、看護師約35名)
    施設 診療科:眼科(6診)
    手術室:4室
    ベッド数:48床
    URL https://www.miyake-eye.or.jp/
  • 外観 マーク

    昭和28年の設立以来、70年以上にわたって高度な眼科診療・検査・手術体制を提供。白内障・緑内障をはじめとして、すべての眼疾患に対応できるよう専門の眼科医、看護師、視能訓練師を配置しています。近隣医療機関とも連携を行い、患者様の治療の快適性向上につながるよう取り組んでいます。

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