事例紹介

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  • 図書館システム iLisfiera V3 導入事例

    LINE連携とウェブサイトリニューアルによる利用者の利便性向上を実現

    Client
    渋谷区立図書館 様(東京都)

お客様の声

お話を伺った方

渋谷区 図書事業課
花田 課長

渋谷区立図書館の特長と取り組み

渋谷区立図書館は、区内に9館の図書館、1ヶ所の図書サービススポットを運営しています。
各館は、住宅街、商業施設内、文化複合施設内、学校内など地域性を踏まえて設置し、図書館を身近に感じていただける施策を推進しています。
この度取材いただきました「中央図書館」は、原宿に立地する図書館であることからファッションに関する図書を重点的に収集したり、外国語図書コーナーを設けたり、渋谷区関連、ハチ公など地域資料を充実させています。また、区内在住のイラストレーターであった和田誠さんの仕事部屋を再現した「和田誠記念文庫」を常設し数々の作品を展示しています。
渋谷区の図書館では、だれにでも本が楽しめるよう絵や写真でわかる本や大活字本、点字図書などを配架した「りんごの棚」を全館に設置するなど、全ての利用者にとって学びと情報の拠点となるように工夫しています。

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システム面では、全館にICタグシステムを導入しており、利用者の方の利便性向上を図っています。
特に中央図書館では、予約棚、自動貸出機、自動返却機を導入し、利用者の方が職員と接することなく、システムによりスピーディーに本の検索・予約・受取・返却ができる仕組みを提供しています。

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LINE連携について

渋谷区では、全国で初めてLINE公式アカウントを通じた住民票や各種証明書の申請受け付けを開始するなど、その活用を推進しています。
今回のシステム更新では「図書館をより便利に、より多くの人に利用していただく」ことを目標とし、利用登録、本の予約・検索・通知をLINEから行えることを前提にシステム構築を行いました。これは図書館システムにおいて全国初めての取り組みです。
スマートフォンで利用者バーコードを表示させる機能をLINEから利用できるように、今回のLINE連携を実現しました。
利用者の方からは「カードを持参しなくても、スマホで本を受け取れるのは便利」「画期的」という声をいただき、サービス提供から3か月で約1,500人の方がLINEから利用者登録をしてくださっています。また、全体の新規登録者数もシステム更新後から増加しています。
LINE連携が実現することで、スマホにより手元に渋谷区の図書館がある感覚をもっていただき、「どんな本があるのか検索してみよう」とか「もっと詳しく調べたい」というふうに、これまでご利用いただいていない方にも身近に、すでに登録いただいている方には一層便利にご活用いただければと思っています。

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ウェブサイトのリニューアルについて

LINEもそうですが、現在の情報デバイスの主流はスマホです。
ウェブサイトもスマホに最適化されたUI/UXの向上が必要であるとの認識があり、リニューアルにあたりデザインを一新しました。
おかげさまで、リニューアル前は1日平均約4,600人だった訪問者数が、公開3か月で約9,600人と倍増しました。
このような効果測定やアクセス分析も、トーテックアメニティさんから定期的にいただいていて、今後は、そうした分析を元に例えばページ作成の相談や導線改修の提案などをいただく予定です。それにより内容充実をより一層進めていきたいです。

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トーテックアメニティの顧客対応・サポートについて

渋谷区では情報システムを担当する部門が区のシステム全般を統括し、システム化を通した区民サービスの向上を推進しています。
今回の一連のプロジェクトも、その担当部門がマネジメントを実施し、技術的な部分についてはトーテックアメニティさんと綿密な情報共有を行いました。 図書館の職員はITについては分からない部分も多いですし、利用者の方の利便性向上に向けて、技術的なところを区システム担当部門から適宜、指示させていただきました。
技術的には難しいご依頼もしましたが、渋谷区の方針に粘り強く寄り添ってくださったことで今回のシステム構築が実現でき、高く評価しています。

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これからの図書館システムに期待すること

VRやメタバースを活用した仮想図書館に期待しています。
実は先日、ある先進的な取り組みをされている図書館を視察する機会を得て、その素晴らしさに感動しました。
渋谷区にもあったらいいなと思いつつ、実現するための敷地を確保することは、なかなか難しいのが現状です。しかしながら、敷地面積に縛られない仮想空間なら実現できることだと考えます。
図書館に行かずとも実際の図書館同様の感覚で本を探してまわったり、調べ物や相談といったレファレンスサービスを利用できたりすれば、もっと図書館の活用が拡がるのではないかと思います。
いろいろなコンセプトの図書館を仮想空間で展開する、そんな時代がもう間近に来ているのではないかと想像すると楽しみです。
トーテックアメニティさんは様々なメーカーさんとの実績もあると伺っていますし、そうした先進技術の御紹介や御提案も期待しています。

担当者より

この度の図書館システムリプレースに合わせ、全国初の取り組みとなるLINE連携とHPリニューアルを実現させていただけた事を感謝申し上げます。
常に利用者の方の利便性を一番に考えられた施策は、画一的な対応になりがちなIT会社の担当としても感銘を受けました。
今後とも先進的な提案と共に、更なる利便性の向上の一端を担えれば幸甚です。

  • 人物
  • トーテックアメニティ株式会社
    公共医療システム事業部 公共東日本営業部 黒岩

お客様情報

  • 渋谷区立図書館 様
    名称 渋谷区 渋谷区立図書館
    中央図書館/こもれび大和田図書館/西原図書館/富ヶ谷図書館/笹塚図書館/本町図書館/臨川みんなの図書館/代々木図書館/笹塚こども図書館/白根図書サービススポット
    所蔵資料
    (令和3年度実績)
    全体:919,194冊
    一般図書:721,560冊
    児童図書:182,492冊
    外国語図書:8,178冊
    外国語児童図書:3,296冊
    その他(団体貸出用・点字図書):3,668冊
  • 外観 渋谷区立中央図書館

    上記ロゴ画像 ©渋谷区立図書館公式サイト
    https://www.lib.city.shibuya.tokyo.jp

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