研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

欠陥レポートの苦労
2023年5月16日(火) テスト実行のアウトプットとして「欠陥レポート」があります。
別名として「インシデントレポート」「バグレポート」ともいいます。
「欠陥レポート」は、テスト担当者が見つけた欠陥(バグ)の内容を開発担当者に伝えるためのドキュメントです。
どのような欠陥が、どのような条件や手順で発生したのかが書かれています。
開発担当者が、欠陥を解決していくための重要な情報となるので、完全、簡潔、正確、客観的、適切、タイムリーに書かれている必要があります。
研修では「欠陥レポート」を書く練習を頻繁に行います。
その中で、表現方法が適切ではなかった事例を1つ紹介したいと思います。
例えば、
×:「メールを送信できないことはない」
〇:「メール送信不可。再現性1回/5回」
否定文は使わないようにします。特に2重否定は混乱するので避けます。
上手くいく場合もあることを伝えたかったので、その場合は、後ろに再現性を加えておけば簡潔・的確に伝わります。
その他にも「文章は短く、接続語を使用して文章を長くしない」「複数伝える時は箇条書きを使用する」などの指摘事項が多々ありました。
初めはわかりやすい「欠陥レポート」を書くのに時間もかかり苦労しました。
それでも回数を重ねる度にだんだんよくなっていくことを実感しています。
ホント日本語って難しいですね。
筆者:H.H.(検証系研修生) タグ:検証