研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

文字にも境界値がある?
2023年5月8日(月) テストエンジニア研修で、テスト技法の「境界値分析」について学びました。
「境界値分析」とは、境界値とその付近にバグが潜んでいることが多い為、そこを狙ってテストするというテスト技法です。
境界値は「値」なので、当然連続した範囲があって、はじめて境界値が存在します。
数値や日付・時間は、連続した範囲になるので、境界値が存在するのはわかります。
では、文字(キャラクタ)には、境界値が存在するのでしょうか?
答えは、文字にも連続した範囲があって、境界値が存在するとのこと。
これにはちょっとビックリしました。
コンピュータの内部では、文字は「文字に割り当てられた数字」で取り扱っています。
この「文字に割り当てられた数字」のことを「文字コード」といいます。
文字の「a」を打ち込むと、コンピュータの内部では「a」に割り当てられた「文字コード」を持っています。
おもしろいことに、数字の「1」と打ち込んでも、コンピュータの内部では「1」という文字に割り当てられた「文字コード」になっています。
実際に、どの文字がどの「文字コード」になるかは、「文字コード」でググると「文字コード表」がいっぱい出てきます。
これだけいっぱいあると、文字化けが起こるのもわかる気がします。
最も基礎となっている「文字コード」は「ASCIIコード」というそうです。
「ASCIIコード表」を見ると、英字も数字も記号も順番がちゃんと決まっていて、なおかつ連続した範囲があるのがわかります。
だから、文字にも境界値があるということを、はじめて知りました。
筆者:T.H.(検証系研修生) タグ:検証