研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

H8開発ボードを用いたデジタル時計製作
2022年2月23日(水) 先日から引き続きデジタル時計の製作をしています。
前回のブログ投稿タイミングではEEPROMの学習途中でしたが、現在はデジタル時計のシステムに組込むところまで完了しました。
設計の段階で考慮した点は、EEPROM故障時の対処方法です。
EEPROMは書込みを繰返すと正しく記憶出来なくなります、つまり故障です。
壊れるのはEEPROMの記憶領域の中で、実際に使った領域に限定されますので、使用する領域を変更すれば対処可能なのですが、そこもダメになった場合は、EEPROMそのものを交換しなければなりません。
そこで私はLCD(液晶ディスプレイ)に「何が壊れて、どう対処してほしいか」を表示させる設計を行いました。
目で見て判断出来ない様な故障や異常は、ユーザーさんにとって不安や不快に繋がるため、出来るだけ抽出し対処方法を表示させる必要があるのです。
これからもユーザー目線を意識した設計が出来るように、知識を深めていこうと思います。
筆者:T.F.(組込み系研修生) タグ:組込み系