研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

ビット乗算
2020年4月3日(金) 通常、「乗算」といえば「○×△=□」と式を思い浮かべる方が多いと思います。この乗算、プログラムの世界では「シフト演算」を用いて乗算を求めることができます。
シフト演算とは、2進数のビットを右、または左にずらすだけの演算です。一体どういう意味があるのでしょうか?
2進数の各桁は2のn乗なので、左に1回シフトするごとに値は常に2倍となり、右に1回シフトするごとに値は1/2倍ということになります。
「×」を用いても計算することはできますが、掛け算のために何回も数を足し合わせするよりも、シフト演算の方が圧倒的に処理が早くなります。シフト演算は、プログラムを早く動かすために必要なテクニックです。
筆者:R.M.(組込み系エンジニア) タグ:組込み系