研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

メッキ部品の設計をする場合の注意点
2018年11月29日(木) 車の装飾としてメッキが増えてきていますが、メッキ部品の設計には少し注意点があります。メッキは「角によくのる」、加えて「中央部分は薄くなる」という傾向があり、ストレートの面にメッキ処理をすると凹んで見えてしまうのです。そのためストレートに見えるようでも、クラウンRをかけて平面に見えるように調整しています。これはデザイナーに設計要件として出しています。
メッキパーツの文字などは、見る機会が沢山あると思います。メッキをいれるために該当部分は、メッキ槽の中の薬品に浸けられます。槽の中はバブルで対流をおこしているので、メッキを入れる表面が凸凹しすぎていると、もやもやした液体の流れがメッキ痕として出てきてしまいます。そのため角度や高さを制限することもあります。
街中でメッキパーツを見かけたら、よく見てみましょう!
筆者:T.H.(機械設計エンジニア) タグ:機械設計