研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

樹脂設計(見切り補正 バンパー)
2018年11月21日(水) バンパーとボデーには実は段差を設けてあります。何故かというと、バンパーがバラツキ含め飛び出して見えないようにするためです。基本的には、0.7mmバンパーを落として設計することになっています。(一般断面参照)
しかしボデーとの合わせによってはそれ以上の落とし込みが必要になることもありますので、その一部をご紹介します。
①バンパーとホイールアーチ 0.7mmの落とし込み+出っ張り感を無くすためにアプローチRをいれて引っ込めます。これにより先端が鋭角になり飛び出して見えてしまわないようにしています。
②バンパーとクウォータパネル 斜め面に見切りが走っているため、上方から見るとバンパーの棚がみえ、飛び出しているようにみえる。よって上部をアプローチRで追い込み、見えないように工夫することで棚みえを抑え、見栄え向上しています。
CADのRコマンドをポチるだけじゃないのです!
筆者:T.H.(機械設計エンジニア) タグ:機械設計