仮想ブラウザシステム
「インターネット分離」によるサイバー攻撃の防止
近年、標的の医療機関のネットワークにインターネット経由で侵入し、ランサムウェアを使ってファイルを暗号化し、その暗号解除に対して「身代金請求」を行うサイバー攻撃が増えています。多くの医療機関では、医療系ネットワークとインターネットは分離されていますが、情報系ネットワークはインターネットにつながっており、職員による「シャドーIT」(管理者が内容を把握できないIT活用を行うこと)を生み出す土壌ともなっています。
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ランサムウェア対策として、業務端末からインターネットの直接利用は避けるべきです。その代表的な方法は3つあり、それぞれに置いたところからインターネットを利用します。
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- 【 1 】仮想デスクトップ(VDI)
- インターネットから分離した仮想デスクトップ環境にブラウザ等を配置。
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- 【 2 】ローカル分離環境の構築
- インターネットから分離した仮想マシンやサンドボックスといった空間にブラウザ等を配置。
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- 【 3 】「仮想ブラウザ」システム
- 仮想ブラウザ サーバ内のコンテナ等の分離環境にブラウザ等を設置。
当社が提供する「仮想ブラウザ」システム
仮想ブラウザ サーバ内のコンテナ等の分離環境にインターネットを利用するためのアプリケーションを設置し、端末側では100%安全なものだけが表示されます。
「仮想ブラウザ」での分離環境のメリット
- インターネットWebサービスに特化
- インターネットアプリケーションの代表は、Webサイト閲覧用のブラウザとWebメールです。 当社の仮想ブラウザシステムは、セキュリティを担保しつつ、ユーザがストレスを感じることなく利用することができます。
- 安全な実行結果のみ画面転送
- 分離環境はインターネット利用の際にその都度構築され、利用終了後にはその分離環境ごと廃棄されます。 こうして仮想ブラウザ サーバは常にクリーンな状態を保っています。
- 画面の転送後は分離環境ごと破棄
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お客様それぞれの状況に合わせたご提案をさせていただきます。
ご要望に応じて、ナースコールとの連動や無線LANの構築、モバイルルータの設置はもちろん、その他、院内外のネットワーク環境整備のご提案、構築、運用、保守、セキュリティ対策にいたるまで総合的に承ります。 - 構築・運用コストが割安
- インターネットを使うためだけの専用端末の設置や回線接続の準備、高スペックなサーバを必要とするVDIやローカル分離環境に比べ、当社の仮想ブラウザシステムは、構築・運用費用が割安です。
導入までの流れ
- STEP 01お問い合わせ
- STEP 02ヒアリング・デモ実演
- STEP 03ご提案・見積もり
- STEP 04現地調査
- STEP 05設定・導入
- STEP 06運用・保守