研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

デグレードを防止する「リグレッションテスト」
2023年4月4日(火) 研修では、初めて聞く難しい専門用語がたくさんあって、覚えるのが大変です。
専門用語はわかりやすく言い換えたり、身近な出来事に例えたりすると分かりやすくなります。
今回のタイトルである「リグレッションテスト」という専門用語もそのひとつです。
「リグレッションテスト」とは、機能追加・変更に伴い、予想外の影響が現れていないかどうかを確認するテストです。
わかりやすく言い換えると「デグレード」を防止するためのテストのことです。
「デグレード」とは、グレードが下がるという意味です。 バグを修正したことによって、それまで動いていたものが動かなくなってしまう、というトラブルのことをいいます。
よく略して「デグレ」といいます。
身近な出来事に例えてみましょう。
自分の家(一戸建て)で、雨漏りがしたので工務店に修理してもらいました。
そうしたら、なぜか隣の家で雨漏りするようになってしまいました。
普通では考えられないようなことですが、ソフトウェアの世界ではよく起こります。
これが「デグレード」です。
ですから、自分の家で雨漏りが直ったかを確認するのはもちろん、両隣2,3棟でも雨漏りがしていないか確認する。
これが「リグレッションテスト」です。
・自分の家で雨漏り=バグ
・隣の家で雨漏り=「デグレード」
・両隣2,3棟で雨漏りがしていないか確認=「リグレッションテスト」
このように例えたり、言い換えるとスッキリすることが多いで、是非皆さんも試してみてください。
筆者:T.K.(検証系研修生) タグ:検証