研修室ブログ

日々スキルアップや自己研鑽に励む社員や、それをサポートする講師・間接部門スタッフがその日常をつづります。

「偽陽性」と「偽陰性」
2023年3月27日(月) テストエンジニア研修で「偽陽性」と「偽陰性」の解説がありました。
「偽陽性」とは、実際にはバグでないものをバグとして報告する。
「偽陰性」とは、検出すべきバグを検出しないことを意味します。
新型コロナウイルス感染症が流行したことで、「陽性」と「陰性」という言葉は日常でよく使われるようになりました。
コロナの「陽性」と「陰性」ならば意味がすぐにわかるのですが、テストにおける「偽陽性」と「偽陰性」となると、どちらがどちらだったのか、迷ってしまいます。
どちらか1つだけの意味を覚えておけば、残りはその逆なので間違いがありません。
そこで自分はわかりやすかった「偽陰性」の方を確実に覚えておくことにしました。
テストにおける「陰」は「バグ」として、バグを偽ってしまう、バグがあるのにOKにしてしまう方を「偽陰性」として覚えました。
「偽陽性」は「報告したが結果バグではなかった」なのでそれほど問題になりません。
しかし、「偽陰性」は「バグの検出もれ」なので問題になります。
テストで初めにおかしな現象が出たのに、同じことをやって、2度め、3度めにうまくいったので、気のせいかな、OKにしておこう、この行為はまさしく「偽陰性」です。
テストエンジニアとして絶対にやってはいけないことが「偽陰性」。
このことを忘れないよう心がけていきます。
筆者:T.K.(検証系研修生) タグ:その他