事例紹介

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  • 図書館システム WebiLis V4 導入事例

    公共図書館システムとその周辺機器の更改により利便性の向上を図り市民に愛される図書館づくりを推進

    Client
    飯能市立図書館 様(埼玉県)

お客様の声

  • 人物
  • お話を伺った方

    飯能市教育委員会 教育部 図書館 一般サービス担当
    主任 前田真樹 様

飯能市について

都心に近い立地でありながら、身近に豊かな自然があるという良好な環境です。
この特徴を活かして、「コンパクトに都市機能が整った若者が集うまち」「魅力ある居住環境のあるまち」「趣と風格のあるまちの創生」を、市民の皆様や企業等と連携して戦略的に展開しています。
そうした展開から、多くの人が訪れたくなったり、住みたい気持ちを誘われたりといった、「ひと・まち・地域がいきいきと元気で賑わうオンリーワン、ナンバーワンの森林文化都市」を目指しています。

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木材が豊富に使われたモダンデザインが印象的な飯能市立図書館

飯能市は、古くは林業と織物のまちとして栄えていました。
江戸時代には当地から木材を筏で江戸へ流送したことから、飯能市産の材木は「西川材」と呼ばれています。
ヤング係数(※)が高い西川材の杉は、建築構造材として優れた特性を持ち、そこに最新技術を掛け合わせることで、図書館のいろいろな場所に西川材を使うことができました。
利用者の皆さんには、西川材特有の柔らかさ、暖かさ、香りなどを五感で感じながら、読書を楽しんでいただければと思います。
※ヤング係数:木材などの材料の変形しにくさを示す値。

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飯能市立図書館の特徴や取り組みについて

当館では、森林文化都市の飯能市に相応しい歴史ある図書館として郷土・行政・歴史の経過を保存し続け、また未来の進展に資する生涯学習の拠点として、いつまでも「市民に愛され、市民と共に創り続ける図書館」であることを基本理念としています。
この理念を達成するための基本方針を4つ設定しています。
1つ目が「安心・安全で充実した読書環境の提供」、2つ目が「課題解決支援サービスの充実」、3つ目が「市民との協働による図書館運営の推進」、4つ目が「生涯にわたる読書活動の推進」です。

当館ではシステム更改にあたり、前述の基本方針が実現するよう考慮しながら、新システムに望む機能や前システムについての改善要望などをとりまとめ、それを複数社に提示しました。
主な要求は、学習席等を管理するための座席予約システムの導入、移動図書館端末のオンライン化、予約・リクエストの受付や統計等の集計にかかる業務フローの改善などです。
特に更新前の座席予約システムは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のために職員が自主開発した簡易的なもので、その職員への負荷が増大していました。
よって職員の誰もが使える様なシステムにすることが急務となっていました。
また、飯能市では「みどり号」という移動図書館が巡回しているのですが、そこで使われている端末は紙ベースやオフラインで運用していたため、紙からの入力工数や処理不具合の発生も課題でした。
これらの要求に対して、もっとも具体的な提案をしてくださったのがトーテックアメニティさんでした。

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新たに導入したシステムや機器の評判について

自動貸出機で図書利用券の読み取りに使用するバーコードリーダは経年劣化のためか、読み取りがうまくいかないことがあり、やむを得ず窓口で対応することも発生していました。
システム更改の際にトーテックアメニティさんに相談したところ、他の図書館で好評価を得ていた機器を選定してくださり、更新後はスムーズに手続き出来るようになりました。
図書館入り口のBDS(※)ゲートについては、前システムの機器では動作時に無機質な警告音が鳴るだけだったのですが、更新後は「恐れ入りますがカウンターまでお越しください」と言葉で伝えられるようになり、利用者の方や窓口対応の職員からも好評です。
移動図書館端末のオンライン化も実現することができました。
移動図書館は市域が広く山間部が多い当市にあって「充実した読書環境」を提供するために必要不可欠ですので、そのIT化に伴う職員の利便性の向上や業務効率化はありがたいですね。

また、クラウド型公共図書館システム「WebiLis」更新では、前システムから好評だった「読書ナビゲーションシステム」を継続利用させていただきました。
読書ナビゲーションシステムは、利用者のその時の気分や感性にまかせて本を検索できる仕組みなのですが、「生涯にわたる読書活動の推進」につながるものと考えているためです。
※BDS:ブックディテクションシステム。図書や資料の未手続き持ち出しを防止するセキュリティシステムで、多くは入館・退館時の通過ゲートと共に使われる。

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トーテックアメニティのサポートについて

サポート体制については、トーテックアメニティさんがワンストップで、システムベンダーや各機器メーカーと調整いただいています。
前システムでは、各社さんと私たち図書館職員が直接やりとりすることが多く、私たちのIT知見不足もあり時間がかかったり、どうしても煩雑になってしまったりしていました。
トーテックアメニティさんは、図書館のトラブルについて解決策の知見を数多くお持ちですし、何かあれば即日来館し対応いただいています。
実は近隣地域での電気設備の不具合が原因で、当館が停電するというトラブルに見舞われたんです。
その際にもトーテックアメニティさんをはじめ、関係する皆様に停電初日から復旧時のシステム再稼働に至るまで、要所要所で立ち会っていただいたんですよ。
たまたま停電が今回のシステム更新直後だったこともあり大変心強く、また頼もしく感じました。

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トーテックアメニティへのご要望

図書館の利用状況などのデータを収集して資料作成に利用しているのですが、なかなか扱いが難しいのです。現在は表計算ソフトでかなり加工していますので、データの抽出から加工までを、もっと簡単かつスマートにできるようになったら業務効率が上がると思っています。
当館は定例なシステム更新とは別に、実証実験などには積極的に参加したいと考えていますので、例えば電子図書館やチャットボットなど、新しい技術やアイデアに触れる機会があれば、ぜひともご紹介いただきたいですね。
当館は今後も新たな課題に対応しながら、市民に愛される図書館を目指して努力してまいります。
トーテックアメニティさんにはIT分野で引き続きご協力頂けますと幸いです。

担当者より

この度は図書館システム更改にあたり、弊社をご選定いただきありがとうございます。
弊社が提案させていただいた機器・サービスに対し、職員様はじめ利用者様からもご評価いただいていることをお伺いし、 大変嬉しく思いました。
また、稼働直後であった停電影響での休館については、厳しい状況を飯能市立図書館様と共に経験させていただきました。
最短で復旧できた要因は、何より図書館様の「利用者様に、いち早く本を届けたい」という気持ちを、私どもも共有させていただいたからだと感じています。
今後もデータの利活用はじめ最新の技術やサービスをご提案させていただきながら、飯能市立図書館様の読書推進を通じた地域発展に、少しでもお役に立てるよう精進してまいります。

  • 人物
  • トーテックアメニティ株式会社
    公共システム事業部 公共東日本営業部 栗原

お客様情報

  • 飯能市立図書館 様
    名称 飯能市立図書館
    所在地 埼玉県飯能市山手町19番5号
    蔵書収容能力 約30万冊(開架約10万冊、閉架約20万冊)
    URL https://www.hanno-lib.jp/
    名称 飯能市立こども図書館
    所在地 埼玉県飯能市稲荷町25番8号
    蔵書収容能力 蔵書収容能力:約6万冊(開架約3万冊、閉架約3万冊)
  • 外観

    蔵書数(市内全館合計 令和5年4月1日現在)
    一般図書:約20万冊
    参考図書・地域資料:約1万2000冊
    児童図書:約10万冊
    視聴覚資料:約1700点

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