中堅病院様向け電子カルテシステム導入事例｜事例から探す｜製品・サービス情報

導入事例中堅病院様向け電子カルテシステム公共医療システム事業部

システムの優位性と企業姿勢に高評価
新規導入により、抱えていた課題を解決

病院の信頼性をアピールしたい

お客様: 急性期から療養までを備え、救急告示病院として地域への貢献度も大きい。病床数は250床超。

HOPE: HOPEは富士通株式会社のヘルスケアパッケージ製品のブランドです。

業務課題: 患者様に対して、
信頼できる病院であることをアピールしたい; 業務効率化を進めることで、
患者様へのサービス向上を図りたい; 院外処方箋発行のシステム化を実現したい

導入効果: オーダリングシステム導入により
「病院機能評価認定施設」へ; 紙伝票の運用からシステムによるデータ運用へと移行し、転記ミスの防止や、医療従事者ごとのばらつきを統一; 診療内容の確認から院外処方箋の発行まで、
診察業務のスムーズな対応を実現

担当者が語る『課題解決の要因』

約250床を備える病院様に対し、他社システムからのリプレースを行いました。
病院様からの「病院機能評価審査対応」・「安定したシステムを導したい」・「院外処方箋発行のシステム化」という要望に応えうるシステムを提案いたしました。

コンペティションは4社競合だったこともあり、他社システムと比較した上での当社システムの優位性_（※1）の説明はもちろん、病院様からの1,000項目以上に及ぶ疑問や要望に対して、すべて文書回答や必要に応じて画面説明するなど、企業姿勢という部分においても他社との差別化を図りました。

（営業小川）高次元のシステムパフォーマンスをアピール_（※1）病状説明において患者様へ実データを提示できるシステムや、患者様のプロファイルの共有化など、システム機能の特長を説明しました。
また、レセプト電算やオンライン業務をはじめとした医事業務への活用など、当初、病院様が抱えていた課題以外にも業務効率化に対する効果が発揮できるシステムであることもアピールしました。

システム導入後、当初の想定通り、病院様が抱えていた課題の多くが改善されました。
例えば、院外処方箋発行について、以前は関連書類をそろえてから一枚一枚ドクターが確認し押印していましたので、時間も手間も要していましたが、導入後はパソコン上で処方内容を入力確認した上で院外処方箋を即座に発行し、その場で押印して患者様に渡せるようになるなど、診療内容の確認から処方箋発行までスムーズな対応が可能になりました。

オーダリングシステムの導入によって業務効率が大幅に改善し、病院機能評価の審査対応についても審査基準をクリアしたことで、認定証の交付を受けることができました。

プロジェクトメンバーの担当業務を細分化して各々の役割を明確にし、本番さながらの運用リハーサル_（※2）を繰り返し行ったことなどが、大規模システムをスムーズに導入できた要因だと捉えています。

本稼働当日には病院様から「100点満点」との言葉をいただくなど手応えも感じています。
この成功から、現在はリハビリ部門の効率化に向けた提案を行っています。ゆくゆくは透析部門をはじめとして、フルオーダリングから電子カルテ対応による院内業務のペーパーレス化の提案も視野に入れています。

（SE 柳沢）大規模な運用リハーサルが安定稼働の要因_（※2）病院様に協力していただき、患者役、ドクター役、放射線技師役など、診察から会計まで100人規模での運用リハーサルを行いました。新たなシステムを導入すれば、ある程度は運用方法も変わります。あえて大規模なリハーサルを行うことで、病院様側にも「システムが変わるんだ」という意識を持っていただくことを意図しました。リハーサル後には参加者全員にアンケートを実施して、そこで出た課題や要望を運用にいかすなど、3回にわたって同規模のリハーサルを行ったことが安定稼働につながっています。

これから導入を検討される病院様へ

昨今、急速に進む高齢化社会において、医療を担う人財の割合は減少の一途をたどっています。限られた医療資源で高水準の医療サービスを維持するためにはITの活用が不可避であると考えています。
当社は、病院様が抱えている課題を解決するのは当たり前という理念のもと、営業・SE問わず全社員が高い意識を持って、提案・導入・フォローまで一貫したサービスの提供、システム導入後のサプライ品の提供、導線など運用設計のレベル向上などのトータルサポートに努めています。

※案件の仕様などは、すべて記事作成当時の内容です。