新着情報・トピックス

プレスリリース

2017年6月5日

ネットワークフォレンジックスとサイバー攻撃分析プラットフォームを連携。
情報漏洩の兆候を検知し、可視化による一元管理を実現。

トーテックアメニティ株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長 坂井幸治 以下トーテック)は、ネットワーク通信のパケットキャプチャによるフォレンジック解析(※1)が可能なサイバー攻撃対策ソリューション「NetRAPTOR」と国立研究開発法人 情報通信研究機構(以下NICT)が開発したネットワーク可視化ツール「NIRVANA改」との連携を実現することを発表致します。

日本を始め世界中が攻撃されたランサムウェア(※2)など、ますます巧妙化するサイバー攻撃。対策としては、様々な標的型攻撃対策製品等で多層的に防御し、同時に通信の監視及びフォレンジックスを行うソリューションを導入することが重要となってきています。そこで、トーテックの「NetRAPTOR」とNICTの「NIRVANA改」を連携する事で、ネットワーク通信の状態とインシデント発生時の可視化が実現され、万一の場合の迅速な原因究明と対策が可能となります。

【 連携のポイント 】
● 監視対象トラフィックを、リアルタイムにフォレンジック調査することで、通信に含まれる文字列を全文検索・論述記述式により異常通信を抽出し発報する。(トーテックのNetRAPTORで実現)
● ネットワーク上のアラート情報・感染情報を視覚化する(NICTのNIRVANA改で実現)ことで、迅速な判断・対策を行う。
● NetRAPTOR単体では、異常通信検出時に管理者へのアラート通知メールを送信するだけでしたが、NIRVANA改との連携でNIRVANA改が持つ可視化画面に、NetRAPTORのアラート通知レベルに合わせた、異常通信発生を表示することが可能となります。
● 更にNIRVANA改は他のセキュリティベンダーとの連携も行っており、多層防御により視点の異なったアラート発報状況を、一元可視化管理することができます。

製品の単体での特長は以下のとおりです。

【 NetRAPTORの特長 】
● 高負荷対応 大容量データも取りこぼしなく長期間保存が可能。
● 強力な日本語全文検索機能 添付ファイルの中も高速に検索。
● リアルタイム検索・検知 通信データ発生と同時に検索。
● ポリシー違反の通信を検知。(アラクサラネットワークス社のAXシリーズスイッチとの連携により遮断も可能)
● マルウェア検知対策との連動もオプションで可能。
● 安心安全な完全自社内開発国産製品。機密データ蓄積も安心。
【 NIRVANA改の特長 】
● 従来のNIRVANA(※3)にライブネット分析機能やアラート管理機能を加えたサイバー攻撃総合分析プラットフォームです。
● ネットワーク内の各種ネットワーク機器と連動し、感染したエンドホストの隔離や、異常以上通信の遮断等のアクチュエーション(自動防御)が可能。
● アラート発報状況やアラート原因(通信履歴)、アクチュエーション状況、セグメント遮断状況等をリアルタイムに可視化。
● 国立研究開発法人情報通信研究機構が開発した国産技術製品。

トーテック及びNICTでは、これら連携ソリューションを通じて、社会インフラとしてのネットワークの安全性向上に努めてまいります。

  • ※1 フォレンジック解析
    フォレンジックス(forensics)とは、もともと「科学捜査」という意味。IT分野におけるフォレンジックスとは、デジタルデータを収集・保存する各種技術や手法・製品などを総称する用語であり、証拠として利用するためにコンピュータ内やネットワーク上のデジタルデータを収集・分析・保存することを目的としている。特に目的をネットワーク上の通信に限定したものを、「ネットワークフォレンジックス」と呼ぶ。
  • ※2 ランサムウェア
    パソコンに感染し、ファイルの暗号化・パソコンの遠隔ロック・身代金請求などを行うウイルス。
  • ※3 従来のNIRVANA
    NIRVANA(ニルバヴァーナ:NICTEOR Real-network Visual ANAlyzer)はNICTが開発した大規模ネットワークの管理運用の為の可視化ツール。通信を見える化することで、ネットワークトラフィックの集中や、リンク切断、設定ミス等を瞬時に見つけ出すことを可能にし、ネットワーク管理者の負荷が劇的に軽減され、管理コストの低減につながります。

尚、2017年6月7日(水)から9日(金)に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される Interop Tokyo 2017のアラクサラネットワークス株式会社様展示ブースにおいて、本ソリューションの連携デモを行います。(デモ内容は下記を参照ください) Interop Tokyo 2017についてはこちらをご覧ください。

Interop Tokyo 2017 アラクサラネットワークス様展示ブースでの連携ソリューションのデモ展示内容(予定)

◆ AlaxalA Security Controller(AX-SC)とNetRAPTOR/FFRI yarai analyzer/NIRVANA改の連携により、インシデントを契機としたダイナミックなフォレンジックスを実現(フォレンジックデータの最適化)。
◆ リモートミラー技術の適用により、問題端末の全トラフィック収集を実現。

画像1

・本デモ展示内容は、予告なく変更となる場合がございます。

  • (*)ポリシーベースミラーリング / 大容量トラフィックの中から、必要なパケットデータ(特定のプロトコル・特定のIPの通信等)のみを抽出する機能。
  • (*)リモートミラーリング / 特定スイッチの特定ポートの通信パケットデータを別のスイッチからミラーリングする機能。
トーテックアメニティ株式会社について

トーテックアメニティ株式会社は、「Let's New Value!」をコーポレートビジョンとして、お客様の新たなる価値創造のための情報化戦略・技術戦略・人財戦略を実現する、IT・エンジニアリングパートナー企業です。
国内のサイバーセキュリティ関連組織との技術連携を通して、純国産のサイバーセキュリティ対策製品を自社で企画、開発、販売しています。
本連携のように自社開発の強みを活かした他製品連携にも取り組み、新しいセキュリティソリューションの提供を積極的に行ってまいります。

会社名 トーテックアメニティ株式会社
設立日 1971年5月20日
代表者 代表取締役社長 坂井幸治
資本金 1億8,062万円
所在地 本社:愛知県名古屋市西区名駅2-27-8 名古屋プライムセントラルタワー
東京本社:東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウェストタワー
従業員数 1,908名(2017年4月末時点単体)
URL http://www.totec.jp/
商標名称等に関する表示

NetRAPTORはトーテックアメニティ株式会社の登録商標です。
その他本文に記載の、製品名はそれぞれの会社・機構の商標または登録商標です。

製品に関するお問い合わせ先

トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 営業担当
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1(ゲートシティ大崎ウエストタワー21F)
電話 03-5436-2313 
E-Mail (宛先Emailアドレス:→こちらへ

報道機関お問合わせ先

トーテックアメニティ株式会社 経営管理本部 事業支援部 広報担当・市川
〒451-0045 愛知県名古屋市西区名駅2-27-8(名古屋プライムセントラルタワー7F)
電話 052-533-6917 
E-Mail (宛先Emailアドレス:→こちらへ

過去のプレスリリース一覧(2020年~)